第2話 故郷で暮らす母へ

どんなに酷い日を送っても、また次の朝はやってくる。
なんかそんな諸行無常の響きのある感じの展開だった。

島の学校や剛洋・富岡涼の入学式、柴咲コウが東京での生活に
対する新たなる船出、そして今回ドラマをかき乱した、
左千夫爺・石橋蓮司の新築工事。
ドラマの中でどんなに酷い展開を送っても、全てを洗い流して
くれるようなエンディングだった。

命の尊さに重点を置いた展開の中に、彩佳・柴咲コウを絡ませる
演出も良かったし、左千夫爺の妻が残した言葉を引用し、
自害することは心配をかけた彼女への裏切り行為とした辺りも、
綺麗な結びだった。

柴咲コウがお守りとして持っていたコトーの白衣のボタン。
なんか古風な感じだが、強がりだった彼女が弱音を吐くシーンと
一緒に戦うからと励ますコトーの良い絡みが見られた後だったから
とても良く映った。

それにしても漁師'ズたちのリアクションが面白かったな。
ミナの挨拶に反応し、もの凄く律儀に何度もお辞儀していた
シーンには思わず微笑んでしまった。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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