第4話 病気を診るな、人を診ろ

今年の豊漁祭は、時任三郎親子が不参加。
柴咲コウも東京へ出て参加出来ず、小林薫夫妻も2年前の事故から
立ち直りを見せず、不参加を表明する人が多くなり、諸行無常な
感じを描いた話し。

色んな島民の人生模様が詰まった話しだった。
転落人生まっしぐらな人、過去と向き合い決意をして前進を始めた
家族、新しい生命に一喜一憂する家族の話など、淡々と島の人々の
様子を描いた感じ。

一つのテーマは家族だろう。
なんと言っても今回のドラマの良さは泉谷しげるの存在感に尽きる。
娘が島から出ていって独り身の彼と親友・小林薫の対比は、二つの
違った寂しさを演出していて感じるものが多かった。

人生の伴侶が居たら居たで、新たなる心配の種が増える事。
そんな家族の者が近くに居ない者は、老後に側に誰もいない寂しさを
実感して生きていかねばならない事。

豊漁祭というイベントを使い、負の記憶から、生の実感へと繋げて
いった展開もよく出来ていたと思う。

しかし時任三郎親子は可哀想だなぁ。同郷を利用して、詐欺に
巻き込むなんて本当に卑怯ですね。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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