第10話 この島を出て行け

ついに柴咲コウは両親に病気の事実を告白する。
今まで隠し通してきた吉岡秀隆は、小林薫から不信の視線を
送られ落胆する。

今回の一連の柴咲コウを巡る展開はなんだかんだ言っても
想像の範囲の出来事でしょう。アヤカに止められていた事とは
いえ、一人では決められない大事な事を両親に告げられなかった
苦しさと後悔の狭間の葛藤は上手く描けていたし、アヤカを島に
止めて置けなかった事に対する後悔の念もとても深く描かれていた。
それをフォローする人々の存在の大きさは、家族的雰囲気のある
島民ならではのものだと思う。

もの凄いサプライズは最後にあった。

なんとコトー先生が島に送られる事になった過去の事件の当事者
である研修医の山崎樹範がなんと島に臨時で赴任してきたことだ。
最終回を前にして、爆弾が送られてきた感じがするが、一体
どうなることなのか。

それはそうと冷めた感じで患者を見つめる堺雅人が担当医として
任せられない気持ちは、島民と同様に感じた。
患者に対する感情の移入を避けるための彼の自衛策でも有ると思う
が、その態度が高圧的にも見えるし、好かない気持ちはなんとなく
分かるな。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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