第11話 涙の遺言少女達の卒業渋谷の街に奇跡が! |
藤木直人が例の爆発事件で重傷。アリゾナの地もまたハリケーン
が襲い古田新太もまた絶体絶命のピンチ。
最終回に於いても相変わらずお馬鹿なネタで攻めてくる辺り
なかなか面白かった。
全く持ってあり得ない展開なんだけど、これだけ馬鹿さ加減を
見せられると耐性ってつくもんだなぁ。
常識はずれのインディアンの行動と常識はずれ渋谷のギャル
たちの行動が化学反応を起こし、立派な人間ドラマを形成して
しまった。
全ての言動が常識化してしまい、間違った行動を指摘する人も
なくなってくるのだけど、正反対の価値観を持った人間を登場
させることで、嫌みを与えることなく相手の間違いを指摘できる
というのは、実に巧みな企画のドラマだったと思う。
カウボーイの帽子の中に秘密が有るというネタは下らないと
思いつつも、意識はなくてもしっかりと帽子を守り続ける藤木
直人の姿には笑わせて貰った。
アリゾナと渋谷を何往復もしてしまう距離感の無さ、まるで
不死身と言わんばかりのキャラクターたちの回復具合やその
蘇生方法と、あり得ない事だらけだったが、その中で繰り広げ
られるドラマは、しんみりさせるような演出が数多くあり、
泣かせて貰った。
最後に残したカーボーイの言葉もとても良かったんじゃないかな。
イモ子の件について、名前を見ても誰のことだが分からなかった
し、説明を聞いてもよく分からなかったのだが、まぁヨシとしよう。
マンガチックなドラマの多い日本のドラマの中でも上手い感じに
特色を出すことが出来たドラマだと思う。
ラストはまた変わった趣向でエンディングが作られていたけど、
ギャルサーたちのパラパラの完全版を見てみたいです。
評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)