うーん、どうなんでしょう。

騒ぎになる前にクラス全員を退学処分にしようという豪快且つ
極論的なシナリオに唖然とするほか無かった。
そんな処分をした方が明らかに世間に騒がれると思う。

生徒を信用する事が出来なかった理事長・井上和香の葛藤が
都合良く表現され、過去には信じることが出来なかった生徒の事が、
現在は何を持って信じる事に繋がったのか全く描かれておらず、
井上和香の過去の誤りだとしたならば、一人の生徒の人生を
台無しにしている訳で、後味の悪さが残る。

今まで生徒達も先生の意見に耳を傾けようともしなかった訳だが、
窮地に立たされた途端に態度を豹変させ、高橋克典にすり寄って
くるプライドの無さには、ドラマとしてもちょっと感情移入し
づらい。

評価：★★☆☆☆