第8話 妊娠…娘の決断と母の涙

ルールを破ってでもやり遂げるべき事がある。
高校を辞めてでも子供を産もうと決意する生徒の話。

ルールに対する線引きは必要なことだけど、あと2週間で卒業
という時期を勘案すれば、柔軟に対応して欲しいという心情が
生まれてくる。
まるで浅田真央の冬期五輪資格の時の年齢の話のようだけど。

高部あいが妊娠した高校生役。その母親役に加藤貴子。
高部あいは加藤貴子が16歳の時に産んだ子供であることなど
共通する思いをぶつけて説得する。

ただ子供を身ごもったことに対する安易な対応が、現実離れして
おりその感覚について行けないものが有る。
言葉一つで態度を一変し産む決意をした所で生まれてくる子供
は本当に嬉しいものだろうか。
出来れば子供を堕ろそうとするときにも、産みたい気持ちが
現れる場面を挿入すべきだった。

また親子関係が希薄な事により子供に寂しい思いをさせた結果、
子供を妊娠したわけで、子供は自分にとって宝であるという言葉
を裏付けする行動の中にそれを証明するものが無いところが残念
なところか。

評価:★★★☆☆

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