第3話 10年前大切だった友達は今もそばにいますか?

実はこのドラマを放送の時間帯には、サッカーの韓国対デンマーク
戦を見ていたので録画してから見ました。
録画を再生していた時間帯には、カタールで行われていたユース
大会の決勝戦/日本対韓国が放送していたわけで、結果が気になり
集中して見られなかったのが正直なところです。


今回面白いアプローチの仕方として、消えて無くなる事を予言
された者たちには当然同情の余地が存在するのだが、残された者
たちの方にも悲しみを背負って生きていく分、十二分に同情に
値するものがあるという描き方をされている事だ。

普通被害者に対して現世に残存できる日数を有意義に過ごさせ
ようと考えるが、残された方こそ長い人生が待ち受けている為
そんな彼女の将来を案じて、逆に被害者であるともさかりえ
が彼女のために一肌脱ごうと言う逆転の発想が面白い。

寿命を知らされても変に腐ることなく元気で居られるのは、
居なくなった人たちが帰還した事以上に、今あるものがこの世
から突然消えて無くなるという考えの方が理解しづらい事なの
かも知れない。

このドラマの残念なことに、今回消えていなくなるという事実が
ともさかりえを含む被害者全員に伝わってしまった訳だが、
生きていた証を感じさせる飛行機が消える前の彼らの生活感が
全く描かれていない所にドラマ演出の落ち度があるようにも思う。
今後の展開の中でなんとしてでも現世に残って欲しいという
気持ちに視聴者を巻き込んで感情移入させてくれるかどうか。

そういう意味で、1話では消える前の話にも触れておく必要が
有ったと思う。

それにしてもホームページの制作者が武田真治とはこれ如何に?

評価:★★★☆☆

inserted by FC2 system