第4話 10年前の夢を今も覚えてますか?

10年前の夢を今でも覚えていますか。

誰にでも将来を見据えた夢がある。
そんな夢を支えにして日々生きている人たちは少なからず居るの
では無いだろうか。
小さい夢から大きな夢。
すぐに叶えられそうな夢であったり、途方もなく壮大な夢で
あったり。

夢を叶えたとしても叶えられなかったとしても、時の流れは
確かなもので、全ては現実として受け止めなければならない。

今回このテーマの中に深いものが隠されていたと感じる共に、
時の流れの無情さを改めて感じさせる作りだった。

人生を精一杯生きてきた人にはそんな無情さは感じないかも
知れない。
しかし親友と恋人をいっぺんに失い、気が抜けたような生活をして
きた10年を過ごしてきた小林聡美が、武田真治と殴り合っている
姿を見て、途中から完全に自分たちの行動に対して叱責する
姿にも見えて、なんだか泣けた。

ただ何故小林聡美が山本太郎のプロポーズを断ったのかよく分から
なかった。
失われた10年によって時が止まっているのは小林聡美も同じ事で、
隙間の空いたピースを埋め込むには最高の演出だったようにも
見えた。
小林聡美が経験した10年は一体どんなに違ってしまった事なのだ
ろうか?

評価:★★★☆☆

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