第5話 会えてよかった!10年ぶりの親子の再会…

10年前と現在の「友情」「愛情」の比較ときて、前回は「夢」。
そして今回は「情熱」だった。

飛行機の搭乗者を失い憔悴しきった生活を送ってきた鶴見慎吾
と小林聡美を通して改めて10年の重み、そして大切に思う人を
失う事への辛さを描いた感じであった。

10年の間に現実を知ってやれる事、やれない事への取捨選択
をしている自分がいて、その判断が付くようになった事こそ
大人になることであり、年を重ねていく事でも有る。

ただそんな環境や心境の変化の中にも愛情や友情は変わりない
ものとして描かれている事にドラマとしてのテーマが上手く
照らし出されている。

どうにもならない出来事に対してその流れに身を任せるばかり
でなく、何時の時代も抵抗して生きていかねば成らず、
そんな力を持って人間の強さを描いているかのようだ。

鶴見慎吾に投げかけた言葉の全ては小林聡美にも当てはまり、
小林聡美自身も随分立ち直りを見せてきた。

12個目の情熱でもある山本太郎に対する愛情を掴んでいくのか。

評価:★★★☆☆

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