第9話 最後の一日運命は変えられる!

別れの時を一緒に過ごすことが出来なかった山本太郎を除いては、
一応最後の瞬間を最高のメンツの中で過ごすことが出来たような
展開だった。

神様がくれた10日間ばかりのプレゼント。
残った者に多くのものを与えてくれたのか、はたまた二度の別れを
経験しなければならない非情な出会いを演出したのか。
自分の運命は自分で掴むものとはいうものの、やっぱりその
きっかけを作ったのは、有る意味"神様"の存在だ。

何気ない会話のやりとりの中で振り返ると消えていたともさかりえ。
居るべき人がそこに居ないとやっぱり空虚な感じが出て、
見ている方としては寂しい気分にさせられる。

ドラマの中の主人公らはきちんとした別れなり挨拶なりをした事も
あって満足な思いの下で前向きな感じで見送ることが出来たと思う
が、視聴者にとってはやはり感情移入している分、寂しげな余韻を
残す結果となったのでは無かろうか。

求めていたのはこの感覚なんだなと改めて思った。
ハッピーエンドよりもずっと良い。
この夢のような10日間は小林聡美だけが体験した不思議な出来事に
しても面白かったのかも知れない。その方が有る意味説明の付か
ない理論の件は収束できるか。

友情出演で、もたいまさこが登場。

評価:★★★☆☆

inserted by FC2 system