第10話 女ごころがわからなくて悪いか!!

前回の続き。高島礼子が好条件で大手の建築関係の会社から
引き抜きに合う話。

偏屈な性格をしているが仕事の出来る人で、少しは我慢のし甲斐も
有るという高島礼子の言葉の中に、仕事以外での恋愛要素も入る
余地があるのかを見せられる展開だった。

口では性別を抜きにした関係だと強調しているものの、態度を
見ると高島礼子を恋愛の対象として見ている向きもあるような感じ
だし、その上で仕事だけの付き合いを強調するオチはやや
不自然に見えなくもない。

これら一連の行動が夏川結衣の本音を引き出すことに成功し、
寂しそうに二人の関係を見守る彼女の態度は、阿部寛への思いを示唆
している様で切なくもあり、良くできていたと思う。

不器用な言葉や態度しか見せられない阿部寛が引き止めようとして
必死になる姿には感動させられるものが有るのだが、やっぱりオチ
は不器用な言葉になってしまう所が面白い。

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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