第11話 最終章〜涙の選択

何故この結婚が上手く行かなかったのか、正面切った話し合いの
末、互いに理解し合っていく感じの展開。

ドラマとしては唐沢寿明側に肩を持つような作り方で、片瀬那奈
の行いに対する過去の映像が次々と映し出していたが、結果的には
喧嘩両成敗といった感じの話であり、理想的な離婚の形といえる
のかもしれない。発展的関係の解消か。

唐沢寿明は取り乱すことなく彼らしい主張を繰り返し、
争いごとを避けて真摯に向き合おうとしなかった自分の事を悔やみ、
彼に依存していた片瀬那奈は、自分の事ばかりで相手を思う
気持ちが欠けていた事を反省した。

ドラマとしては全面的に片瀬那奈が悪者の様にされていたが、
一人の専業主婦としての意見の中にも真実が含まれており、
世の中の旦那さんに向けたメッセージとも取れる主張が含まれて
いた所なんかは興味深かったのではないかな。

今回は藤木直人が大活躍だった。
自分の子供の頃の体験談を元に、大人の事情に都合良く子供を
使うことを戒めて居たこと。また片瀬那奈に言い寄られて怪訝な
顔をするところは、本当に面白かった。

結構好きなドラマだっただけに終わるのが残念。

評価:★★★☆☆

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