第6話 真実がこわいですか?

孫の犯した罪を被って刑務所に服役している竜雷太から真相を
聞き出すことが出来るのか。

6話という短いドラマであったが、実に良くできたドラマだった。

過去からの悪い因縁を断ち切らせるために、孫や母親から証言を
求めず、竜雷太自身の心に訴えかけた事。
目の前の裁判にばかり執着せずに、過去の事件を使用し、司法
制度や法廷に対する在り方やその盲点を上手い感じに示した事は、
ドラマを奥深いものとした。

真実の追究に対して、罪を犯した者の心情も上手い感じに誘導し
決して弁護士ばかりが真実を求めているとしなかったり辺りも
竜雷太の過去のエピソードとオーバーラップし、上手い形で
告白に繋がったと思う。

相変わらず奇策が功を奏した感じの江角マキコだったが、
自分の身を犠牲にしても他人のために動いている姿を見せる事で
法に対して不審を抱く竜雷太の心をつなぎ止めたのだと思う。

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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