第2話 若頭☆学級委員長になる!

組のリーダーだったり、長(おさ)だったりと言葉自体に敏感になる
演出は「ゴクセン」と似ている。
ヤクザの組員の上に立つ人物として、まずはクラスの学級委員
を通して、人を統率することの難しさを味わせる感じの話だった。

クラス全体をまとめることは出来なかったが、一人の人物にやる
気を起こさせる過程はよく描けていたと思う。そんな彼らの姿を
見て振り向くことの無かったクラスメイトが、彼らのやることに
目を向け始めたという点では収穫の多い話だった。

まだまだリーダーとしては未熟な姿の彼が居て、それを実感させつつ
統率できた時の喜びなんかも同時に感じさせる流れは良かったと思う。

青春は恥をかくことといったもたいまさこの言葉がそのまま、
長瀬のパンツのゴムネタに絡んでいるのもオチとしては良かったか。

ただバスケットボールの勝敗に関しては出来すぎており、
この程度の練習で優勝できるほど甘いものではないという不自然
さだけは拭うことが出来なかったようだ。

父親がヤクザではない普通の親子関係を望んでいるようで、
この先息子に一体どういう方向性を持たせたいのか気になるところだ。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system