第7話 俺の正体は!☆若頭、涙の疾走

"暴力を奮う人は軽蔑する"
ヒーロー像を夢に見ていた長瀬智也にとって、新垣結衣の言葉に
一瞬にして奈落の底に突き落とされる話。

何でも自分の言うこと・思うことを手中に収めてきた長瀬智也に
とって、始めて手に出来ないものを感じた彼が、自分の信じていた
力に対して無力感を感じる展開で、なかなか面白かった。

ヤクザ・暴力という圧倒的なアドバンテージを使うことが、
一般の社会では何の効力も見せないこと。向かってくる敵を倒す
事がヒーローの証明だと信じて疑うことの無かった彼が、力を使う
事無く問題を解決する事の難しさを感じたのではないかな。

青春の酸っぱさを感じた事の無かった彼が始めて味わう苦汁と
幼稚な発想しか出来なかった彼が、学校に通うことによって随分
と常識に近づきつつあるという事で、彼の成長する姿を見られて
ドラマとしても面白い。

友人や先生に対して嘘を付いていることに良心の呵責を感じる
彼の誠実な態度が、主人公に感情移入しやすい作りになっている。

手越祐也が始めて自分の気持ちを現し始めたことと、黄川田将也
が動き始めた事によって今後ドラマが益々動きそうだ。

余談だけど、あのプリクラの有った場所があまりにも不自然だ。
今でもプリクラって学生の間で流行しているのかな?

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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