第10話 さよなら若頭☆舞い上がれ、俺たちの船

長瀬智也が通う高校に敵対する北極会の熊田が襲撃に来る話。

主人公の退学が決定した後にクラス全員が直訴しに行くという
展開を予想したのだが、辛くも予想は外れ、意外と現実的な
展開を選んだ感じがした。

今回のドラマのメインは、主人公に騙されていた生徒や先生が
如何に裏切られた感を消化し、再び仲間として受け入れられる
かに有ったと思う。
そんな焦臭さを払拭する為に純粋な気持ちで書かれた日記の
存在を使った事と、回想シーンの中で描かれた一年間の歴史は、
違う世界で住む人間として描かれた中にも、互いの絆を結び
止めておくに十分なものだったと思う。

自分たちばかりの卒業式を演出する中で、一言ずつ声を掛けて
あげることで、短いながらもクラス一人一人と言葉のキャッチ
ボールが出来て良い演出の仕方だなと思った。

最後に"桜小路"の本名を言えた事。
桜小路自身も嬉しそうに声が弾んでいたシーンが印象に残る。

それにしても公式ホームページのクラス名簿の中の"きもロン毛"
の項目は最後までcomming soonのまま終わってしまった。

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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