第1話 変態ピアニストVS俺様指揮者のラプソディ

生真面目なキャラクター(玉木宏)に対するいじり方がとても
良くできているドラマだった。
ドラマの中で玉木宏のサディズムぶりと上野樹里のマゾヒズムぶり
が見事に融合している。

西村雅彦先生が出した課題を使って、上野樹里の粗雑さと同時に
自由奔放な踊るようなピアノ演奏の才能を感じさせたし、上野樹里
をいじりつつ、実際には玉木宏の足りない部分を指摘するという
テーマが実に巧みに演出されていたと思う。

モーツァルトの2台ピアノ曲に対する独自の見解などを使い、
誰かのために作ったものものではなく、自分が純粋に音楽を
楽しむ為に作った唯一の曲とした辺りも、このテーマにピッタリ
合致した形だった。

また上野樹里はコンクールなどに興味を示さず、将来幼稚園で
働くのが夢とした所も、玉木宏にとって気を惹くには十分斬新な
価値観だったと思う。

それにしても上野樹里、可愛いな。
ピアノを弾いている横顔を見て改めて思った。


余談ですが、個人的にクラシックよりもシンセサイザーなどの
電子音が好きなので、学生時代は9年間もエレクトーンを習って
いたのだけど、大人になって落ち着いてくるとやっぱりピアノ
の曲が良いなぁと感じます。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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