第3話 弱小オケ大ピンチ!! 愛は貧乏を救えるか

突如、Sオケの指揮者を執らせてもらうことになった玉木宏が
指揮者としての大切なものを掴むまでを描いた話し。

竹中直人の使い方がベタだな。
最近この人の俳優としての役割がどれも似たようなものに
なりつつ有るのは気のせいか。
このドラマでも、一見関係ないことをやらせたり、放任主義の
様な形で生徒を放し飼いにしているのも、先の事を見越した考え
のもとでの行動しているってところに繋がるのだろう。
対決シーンを演じるのも、敵対心や目的意識を上手く向上心に繋げて
組織としての纏まりを喚起させる一つの方法なのかも知れない。

ピアノの単独演奏ならばまだしも、多数が集まるオーケストラ
に於いて、意思統一を図る意味でも個々のキャラクターの癖
や事情について知っておくのは重要なこと。それが全体をまとめる
指揮者ならば当然の事で、それを実感・体現させるようなエピ
ソードだった。

特に玉木宏のキャラクターっていうのは、自分本位に周りを
動かし、他人の気持ちを考えないところがある。実際には、
真実を語っていても、他人への配慮が感じられない部分がある。
そんな彼に竹中直人は上手い形で指揮者として、そして人間として
必要なことを、行動によって示すことが出来たと思う。

余談だが、先日、このドラマの原作本の1巻を読んでみた。
この1巻の中に、ドラマの2話分が詰まった内容であり、ドラマ
はかなり原作に忠実に作ってある。
しかも登場するキャラクターがまさに原作そのもので、上野樹里
と玉木宏がかなりハマり役だと思う。

ドラマよりも先に原作を読みたくないので、2巻はもう少し
したら読もうと思います。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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