前半のコタツネタでの玉木宏は、なんとなく一刻館の五代君と
住民達の関係を彷彿とさせるものが有ったな。試験前にも関わ
らず、歓迎会やら宴会でなかなか勉強をさせてもらえない
エピソードが有ったと思うが、まさにそんな感じがした。

しかも前半からいきなり、のだめ・上野樹里のこれまでの虐待
シーンのつなぎ合わせ。"ぷぎゃ"とか"はぎゃ"の連続には見応え
有った。

ドラマは、額面通りの味気ないオーケストラではなく、個性を
もつオーケストラを造成しようとする展開だった。
ベートーベンの第7番にテーマが無い事をリンクさせて、
そんなオーケストラたちの行く末を上手く誘導したと思う。

アニメまで挿入した辺り、視聴者を飽きさせないような型破りの
演出が随所で見られ、最後の感動の演奏会へと繋げる見事な構成
の仕方。
演奏会はまるで"スイングガールズ"的であり、邪道と言えば邪道
では有るが、音楽の質も高くなかなかの感動ものの演出だった。

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)