第5話 さよなら巨匠! 恋の学園祭オケ対決!!

学園祭でSオケもAオケに負けず、仮装オーケストラで挑もうと
団結する。

現在は大学と企業の間の就職協定なるものが廃止されてしまった
けど、昔は10月が一つのターニングポイントだった。
そんな訳で学園祭という時期を堺にして、学生は将来のために
否でも応でも真剣に向き合わねばならない。

という事でドラマはいつまでも青春ばかりしていられず、学園祭
が終われば、Sオケは解散であるという現実を突きつける話しで、
冒頭での盛り上がりとは逆に後半はちょっと切なくなる話しだった。

今回使用されたラフマニノフの楽曲は、ドラマ中で解説が有ったが
深い心の病を患っていた時期から立ち直って作った最初の曲との事。
憂鬱に始まり、最後には全身で生きる喜びを歌い上げる曲だという
楽曲の盛り上がり方とは逆に、ドラマ全体のトーンは盛り下がって
いく面白い演出だった。

ドラマのメインは、シュトレーゼマン最後の課題としてあげられた
このラフマニノフの楽曲にどのように向き合い、自分の中で消化
していくのかを描いた話しである。

邪道と言われようが、「ラプソディインブルー」を演奏する
Sオケは独自色の強いアレンジと演出方法によって、自分たちの
色を色濃く出した。そんな彼らに感化される形で、楽曲について
迷走していた自分を取り戻していく展開は良くできていたと思う。

今のままでは千秋と一緒になれないと指摘されたのだめが
何やら刺激を受けたようで、来週以降どんな動きを見せるのか
見物かな。

guest
及川光博、吉瀬美智子(エリーゼ)、松本人志

吉瀬美智子の「輝くレシピ」
http://kichisemichiko.livedoor.biz/

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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