第8話 新星オケ初陣! トラウマ克服に揺れる恋

コンクールで中途半端に終わったものたちが、オーケストラに
全てをぶつけることによって、軌道修正を図った話し。

絶望から希望へ。
オーケストラで弾いている楽曲の意味とドラマの展開の流れを
上手く被せた展開であり、後半に向けて右肩上がりで盛り上がり
を見せる展開は、とても上手い演出だった。

日本にいても何処にいても、音楽によって繋がっており、活躍を
見守っているという竹中直人の言葉は最高の励ましの言葉だった
と思う。

日本でも出来ることを行おうとする姿勢とやっぱり海外で修行
したいと思う気持ちの葛藤が上手く演出され、その狭間に有る
トラウマのエピソードを抽出した。

残念なのはオーケストラに割かれる練習時間の少なさが、発表会
でのドラマの展開に信憑性を持たせることに若干の失敗した面
が有った事。しかし練習での本気の千秋の姿を見せることによって、
彼のオーケストラに賭ける思いがメンバーたちにも上手く伝わり、
纏まりのある音楽を演出できたのだと思う。

のだめが使った懐中時計。
竹中直人が渡した時計だが偶然とはいえ、千秋を助けることに
使われる事になったアイテムの関連性も見事。

しかしのだめはよく千秋の母親の前に現れましたね。

guest
黒田知永子(母)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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