第11話 さよならのだめ!! 涙のクリスマス公演

のだめはクリスマス公演を前に突然実家へと帰郷し音信不通に
なる。心配になった千秋は峰の計らいも有って彼女の実家へと
赴く。

前回からの続きでコンクールで脱落して傷心した彼女の現在の
心境と、今後の行方が気になっていた最終回。

のだめはトラウマを振り払ってでも音楽と真剣に向き合おうと
思ったのか、実家に帰ってその答えを見つけるかと思ったが、
その辺は意外と曖昧で、千秋が実家に赴いたのも取り越し苦労
の感じがしないでもない。
ただのだめと千秋の再会の仕方は実にドラマチックであり、
変な臭さも無く、面白い演出だったと思う。

最後にはクリスマス公演の演奏自体をもっと全面に出してくる
かと思ったけどその辺は意外と薄口な演出で、千秋を中心とした
別れの場として上手く利用した感じ。
練習している状態から自然と本番へと入れ替わっていく演出は
とても上手く出来ていたし、演奏の中で使われる回想シーンも
ドラマを邪魔せず、上手いまとめ方だった。

このドラマで感心したのは、やっぱり素人集団が演奏に興じて
いるハズが、実際に役者が演奏しているものとして上手く見続け
られた点だと思う。そういう意味では撮り方が上手かったな。

クラシックや演奏についても千秋を通して詳しい説明が為されて
いためので、普段あまりこの手の音楽に触れていなくても見や
すく、聞きやすかったと思う。

CMで見たけど、のだめのアニメversionも放送されるのですね。
久しぶりにアニメの方も見てみようかな。
それくらい魅力溢れるキャラクターで有ったし、それをドラマ
の中で再現してくれたと思う。

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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