趣味に興じる姿はその人を輝かせるもの。

面白いのはそんな趣味によって自分に自信がつき始めた頃に
訪れる異性の影って事で、子育てに一段落した世代の女性が、
陥りやすい色恋沙汰を描いたような話ではないかな。

このドラマの中に出てくるバレエ教室の仲間としての関係性や
その描写方にはなかなか良いものが有ると思う。

バレエを通して普通は隠し通したい個人の事情だったり、互いの
家庭の事情にも触れ、全てをさらけ出しているような感じがするし、
自然と集まるバレエ教室とファーストフード店という設定もまた
学生時代のサークル活動を彷彿とさせ、楽しさを全面に出している。

中森明菜は常に子供が自分の方針に従わない理由を考えている。
何故親の反対を押し切ってもあのバレエ教室に通いたいのかという
理由を子供の笑顔によって上手く答えを導き出した話だった。

夫の横柄な態度とは逆に、妻のやることを内心では認めてしまって
いたり、彼女の良さを見出している辺りは、古田新太のキャラクタ
ーを上手く使っているような気はするが、やっぱり男から見ても
彼は身勝手な奴だ(+_+

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)