第1話 女子高生組長誕生!!

1981年邦画界が角川映画で賑わっていた頃の作品のドラマ化かな。

この映画は劇場では見ていないのだけど、TVで放送しているときに
見た事がある。

この映画の魅力はマシンガンを目の前にしても臆することない
ちょっと大人びている感じの薬師丸ひろ子に有ったし、男を見せる
渡瀬恒彦の生き様がとても格好良く見える映画だった。
この二人が年齢を超えて恋愛感情に陥ってみたり、薬師丸ひろ子が
組長であり母親的役割を果たす結構難しい役だったと記憶している。

ドラマ版は、長澤まさみと堤真一コンビ。
果たして長澤まさみにそんな役が演じられるのかな。
初回を見た限りでは、可愛さばかりが目立ち、個人的にはどうも
しっくりこなかったし、堤真一もちょっとしゃべりすぎかなという
印象が残った。
この辺は見ている内に慣れてくるでしょうか。

昔気質のヤクザを演じているのは分かるが、今時切腹して男の
メンツを立てようとする所はどうなの?って感じもする。
このシーン、長澤まさみが自殺しようと試みている場面に引っかけ
て、残された人の気持ちを解く場面だから仕方がないのかも知れ
ないが、もう少し考えて欲しかったな。
映画では、敵対しているヤクザに解散前に玉砕覚悟で襲撃しようと
するところを止められるんだよね。

とりあえず近代化されたヤクザと時代に取り残されては居るが
人間的には間違っていないヤクザの抗争と、星泉の父親が殺された
事件の真相がどうなるのか、ってところかな。

ドラマが軌道に乗るまでは、目高組の組員のキャラに引っ張って
いってもらいたいですね。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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