第6話 目高組の解散!!

警察はヤクザの言う事なんてまともに取り合ってくれない。
組長を守るため、また一人男は自らを銃弾の盾になり亡くなって
いく。

組のため、組長のため、解散と偽り敵陣へと乗り込んでいく。
屋上での花火時の大告白大会が事実上の遺言となってしまう。

普通ならば出会わなかった人たちがいつの間にか家族同然の
間柄になり、そこから多くのものを刺激し合い、学び合い、
互いのために犠牲になる。

美しい献身的な愛の形なのか、それとも単なる犬死になのか。
中尾明慶にしても福井博章にしても、自らの犠牲が目的遂行へ
の足がかりになる死に方ではないので、どうも単なる数合わせ
の捨て駒見たくなってしまい、実に微妙な展開になってしまった。

しかも福井博章に至っては、ガス欠。
ちょっとコメディチックな死に様は、可哀想な感じではあるが、
組長が仁義を貫く為に、自ら封印していた武器の使用を許可
してしまうくらい、悲しい死に方であり、憎たらしい相手に
感じた。

父親と麻薬事件の全貌が明らかになった所が、今回のストーリー
の中では興味深い内容だった。
結局父親の交通事故は偶然だったのか?

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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