第9話 二人きりの夜

試験と仕事のプレゼンが近づく中、亀梨和也が病気で倒れ、
一晩中伊東美咲が看病する話。

冒頭で語った浅見れいなの発言が今回の問題の争点。
伊東美咲は"将来の見える人"ではないと結果的に選ぶことは無い
という事。
そんな前提をふまえつつ、ドラマは如何にこの条件を抑えて
乗り越えられるのかに焦点が当たっている話だった。

亀梨和也のキャラクターは確かに生活設計に関していい加減な
ところがあるのだが、"将来の見える人"ではない自分の事に対して
不安に思っているであろう伊東美咲の心の内を既に感じ取っている。
この事実だけ見ても、少なくとも相手の気持ちに対して敏感で
繊細な面を持っている事が垣間見られ、優しさが感じられるのでは
無いだろうか。

亀梨和也は決してやる気のない駄目男ではなく、操縦さえ誤ら
ねばきちんと仕事をこなす人物である事。年上の彼女の役割と
して年下の男性を操縦するにはもってこいのキャラクターだ。

"貴方は私の自慢だ"という伊東美咲の答えは恋愛に対する返答を
はぐらかされた感じだけど、ドラマとしては面白くなったと思う。

佐藤浩市パートは相変わらず、やっている内容は彼の性格に
対して言及することで、仕事を取るのか家庭を取るのかを迫る
ものだと思う。
果たしてどんな結論を見せていくのかな。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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