第1話 上流と下流の恋

学歴や上流階級に対して尻尾を振って生きている女性陣に囲まれ、
そんな肩書きの無い亀梨和也が半ば人生を冷めた目で見つめ、
自暴自棄の様な少年を演じている。

お嬢様に対する偏見に満ちた目と、実際接していく綾瀬はるかの
キャラクター像にギャップを感じる事によって彼の心に火を付け、
恋に陥っていくのかなという感じのドラマ。

身分の違う恋愛関係は、素材的にはそんなに新しくはないし、
使い古された感じもするのだが、しっかりとしたストーリーと
演出さえあれば、こういうドラマも面白いって事を韓国ドラマから
学んでいたりもする。

初回にして最も面白かったのは、自分にも他人にも嘘を付かずに
生きていこうと決めた彼女がいきなり出くわしてしまった相手の
嘘に対して、どのように自分の中で消化していくのか。
そんな彼女の真実を求めていく姿の背景には、病気だった過去に
対する当時の経験が加味されてのことだと容易に想像がつく。

テンポの早さが目立っているが、最後まで息切れせずに続くの
作家さん達の腕の見せ所かな。

木村拓哉の後継者として期待されている亀梨和也とキムタクとの
コンビによって不動の地位を築き上げた北川悦吏子脚本って事で
組み合わせとしても面白い。ただ過度に期待するのは危険かな。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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