父親との想い出のまかない料理を出したことによって勝利した
アカネの前に新たに立ちはだかる黒金・陣内孝則。彼に勝てば全て
の顛末を語ると言われるが．．。

父親の消息だったり、嵐山・竜雷太との相関関係が語られた。
既に亡くなっている事。そして鉄馬の元の名前は嵐山鉄馬である
事。そしてこれまでの顛末は全て鉄馬の鉄板料理の味を残したい
が為に竜雷太によって仕組まれた事。

それにしても竜雷太は実に人騒がせなお爺さんだ。
なんせ数百億円モノプロジェクトにかけている片瀬那奈を利用
したり、堀北真希を利用したり。

最終回に於けるドラマの中でストーリー的に厳しかったのは、
アカネが全容を知った後に、陣内孝則との対決に意味が見出せ
なくなってしまった点か。
本来ならば陣内孝則に勝利した後で語るべき事を、鉄馬の消息
を告白するときに全てを語ってしまった事によって、アカネ自身
のテンションは限りなく低かったはず。
店の借金の件があるにせよ、メンタル的には厳しい対決だった。

ただ自分の元から父親を奪っていった料理に対して、憎しみを
抱きつつも、父親も愛していた料理というものに拘る理由を
見出していく展開は、綺麗な収め方だったかもしれない。

ラスト周辺は1話短縮した煽りで随分コンパクトにまとめた感じ
だが、対決シーンにも飽きていたので、逆に良かったと思う。

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)