第4話 消えた大スクープ |
努力の割に報われない職業である女性キャスターという仕事に
嫌気が差し、手段を選ばず手柄のために奔走する松下奈緒さまの
活躍を描いた話。
取材対象者の心の中を探って、取材して貰う為に努力するという
意図ならば面白いのだけど、なんだか自分たちの都合に合わせて
居場所を探るために、心の中を探ろうとしている感じがイマイチ
面白く感じられない部分だった。
今回仕事が上手くまとまったのは、結果的に取材対象者である
葛山信吾の事をよく調べている為のもので、努力が実を結んだ
形であるが、この手の成功談を上手く見せるためには、もう少し
これまでの展開の中で失敗談も描いておくべきだった。
どうも松下奈緒さまの役柄には出世欲故の小狡い感じの
イメージしか無く、影の努力が演出の中で見えてこないのが残念。
しかし周りが努力する姿を見せて、矢田亜希子にやる気を喚起
させる演出はなかなか良い。また天海祐希の助言もドラマでは
効果的に使われたと思う。
それにしても松下奈緒さまが落とすテープの場面。
あれで良いのか!?って感じの作為的に仕組まれた場面で、見ていて
少々恥ずかしくなったぞ。
評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)