第6話 究極のライバル

かつて天海祐希とスクープを競い合っていたトップキャスター
の男・東幹久が他局の報道に抜擢され、敵意むき出しにして
対決を挑んでくる話。

展開自体はこれまでのドラマの中では良かった方なのだが、
東幹久に課したキャラクターというのが、あまりにもマンガチック
で、如何にもドラマだなと思わせるものだった。

ドラマでは須藤理彩を使い、かつての恋人にスクープを漏らして
しまう失態から始まり、人一倍努力する姿を見せ、スクープ報道に
対する阿漕な商売を映すのと同時に、チームワーク故の大切な
仲間の一人と言うことを明確に示した良い流れだった。

ドラマの展開としては、矢田亜希子がメール発信者の嘘を暴き、
その裏付けを取りに行くものであったが、嘘を暴く展開
までは良かったものの、本当の発信者は誰なのかというドラマと
しての醍醐味をセリフの一言で済ましてしまう展開は相変わらず
で、報道の一員として天海祐希から認められる流れも、キャス
ターとして認められるというよりも、外回りのスタッフとして
認められた感が強く、その辺がごちゃ混ぜになっている感じが
してやや分かりづらい流れだった。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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