第7話 キャスター交代

天海祐希が現場で事故に遭い、矢田亜希子が緊急にキャスターを
行う話。

チャンスはある日突然やってくる。
前振り通りの展開が用意されており、前日ど根性人参の件で失態を
やらかした矢田亜希子に、突然キャスターの仕事を課した感じの
展開だった。

進路に関して迷走している感じを表すのが日本のドラマらしい所
なのだが、矢田亜希子の中に何か一貫したものを感じることが
出来ず、彼女が今後一体何をしたいのかがよく分からないまま
周りに流される形でキャスターの座についた感じが、なんとも
曖昧な感じを受ける。

結局自分の意思で決めたのではなく、天海祐希のど根性ビンタが
効果を発揮したわけで、彼女の中に絶対キャスターになってやる
という松下奈緒演じるキャラクターの様な野心が見て取れない
ところにどうも共感を持ちにくい。

フジTVのドラマの主人公は「アテンションプリーズ」の上戸彩と
いい、なんだかこんなキャラクターが多いね。

ドラマとしてのポイントは、天海祐希が何故臨時キャスターの
座に矢田亜希子を選んだという所だろう。
自分がやっと掴んだ居場所を、一時でも彼女に譲ることになる
複雑な気持ちこそ、もっと色濃く描くべきところだった。

正直、誘拐事件の話や結婚話のコントはツッコミ処が多すぎて、
どうでも良い感じか。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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