第10話 絶望の涙!黒幕と運命の対決へ… |
香川照之では無いと思わせ、やっぱり香川照之だったという展開。
でもやっぱり香川照之だとは思えない感じ?
今回は随分と安易な形で人を次々と殺した格好となりましたね。
多少現実というものを犠牲にしても、作者の裁量一つでどうにでも
展開を変えられるという"狡賢い"作り方をしているため、なんとも
予想が付きづらい。
ウェブサイトで繋がっているのは結局正義感を振りかざす人たちの
集まりなのか。
しかし正義を振りかざす為に殺人を犯すというのは、なんとも
曖昧な動機だし、納得には至らない。
この世の中一人くらい馬鹿な行動を取る人が居たとしても可笑しく
は無いが、殺人を結託して行う程愚かな人間が揃っているとも
思えないんだよね。
黒幕の人物とは、各々社会的な名誉や地位を全て捨てさせても
忠誠を誓えるほどのカリスマ的人物で無いと一連の事件の繋がり
を証明できないような気もする。
しかも正義こそがアンフェアな事だと言っているものも居る。
結局この世の中にフェアな事なんて何もないって事なのか。
アンフェアサイトへの入り口に設けられていたパスワードの
"私"が実に気になるところ。
現実的な話をすれば、ここにアクセスする犯人はどうやって互いに
サイトへのパスワードを知ったのかも気になる。
果たして最終回を見て"スッキリ〜"するのか"モヤっと"するのか
楽しみですね。
結局このドラマ自体がアンフェアな作品ですって感じのオチだった
りして。
それよりも父親が殺害された件についても何らかの説明が有るの
だろうか?
評価:★★★☆☆