第6話 古田先生と秘密のバイト涙雨

藤田まことを仕事に専念させてあげようとして、松たか子は
二人の子供の養育を一挙に引き受ける話し。

子供の為に夜も眠らず仕事に行き、そんな事実を知らない
周りの者が無責任だとして激怒する。分かってみれば全ては
子供のためだったという流れは、ドラマなんかでありがち
な流れなんだけど、この一連のドラマの中に、松たか子の
生い立ちが上手く加わり、ドラマがグンと良くなった。

いつも一人で考え一人で決めてきた境遇故、相談する術を
知らない彼女が、そんな相手に恵まれ苦しさを吐露できる
相手が出来た事。それがすなわち家族なんだと実感できる
作りが上手く演出されていたと思う。

またそんな家族の根本的な部分が欠落している藤田まことの
現実への歩み寄りも、ドラマとしては面白く仕上がった。

森山未來と加藤ローサの関係が曖昧にされるのかと思いきや
恋愛を引きずる加藤ローサのサディスティックな部分も
ドラマとしては面白い要素の一つ。

guest
古田敦也(担任の先生)、八十田勇一(キャバクラ店長)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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