第11話 初雪の舞う最期の夜の奇跡

シェークスピア公演の最終日。
それは同時に2人の子供達との別れの日だった。

前回荒削りな感じで別れを演出したものを再び主人公らの
気持ちを公演と共に丁寧に描いた感じの最終回。
既に前回が最終回だと思っていたので、二度も似たような演出を
見せられた感じで、冗長な感じは否めない。

アドリブ劇の様になってしまったのも実に不自然だし、
プロ意識の高い役者たちの公演が、安っぽいインスタントに
集められた役者で固められ、しかも大黒柱である主人公が台詞を
言えなくなってしまうなど、グタグダさが満面に出てしまった。

ただ人生は思惑通りに行かないという台詞が指し示す通りの
展開であり、それを踏まえても希望を持たせるような台詞回し
は見ていて気分が良いものがあったと思う。

ややグダグダ感は拭えないが、歪な感じの家庭の中で、家族とは
何かを考えさせられる展開は良かったと思う。

そういえば最後に社長と殴り合いしていた女性は、
昔「あっぱれさんま先生」に出演していた子役の子だね。
ちほちゃんでしたっけ?

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system