もうすぐクリスマス。
美容室TETSU N.Yもかき入れ時という最中で、パパ・哲が
椅子から転落して骨折する。悔しさを隠しきれない哲に
ママ・あゆは宥めつつ自分がその間仕事をすると語る。
怪我の一報を聞いて飛び込んできた北条一は事情を聞き、
自分が経営する歯科医でアルバイトする事を薦める。

子供のお受験に失敗した北条翠子はグロッキー状態。
受験に合格した花輪倫子は逆に勢力を付け始め、園ママ社会
でママたちを率いる存在になる。

一流の小学校に合格させることを育児論に掲げてきた
翠子と倫子。
二人が必死になってきたのは、それが子供のために良いと
信じているからなのだろうが、園ママ社会の不必要な見栄
とプライドの為に、主人公は子供ではなく母親達だった。

しかし今回、過熱気味のこの争いに一石を投じたのは何よりも
子供達の笑顔だったという事で丸く収まる話しだと思う。

出来の良い子供の条件を翠子が悟ったこと。勉強が出来る
ばかりでなく、子供が親の様子を心配する優しさを身に付けた
事に気がついたことだ。

ドラマとして良くできているのは、佑樹もまた同様に
親の様子を心配する優しさを身に付けていたというオチを
プレゼントに掛けて演出していたことだろう。

プレゼントとして何を求めるのか。
子供らしくサンタを信じて手紙を出す可愛らしい一面が出て
いたが、佑樹が欲しいものとして何を書いたのかは、ドラマ
を終始盛り上げる要素として上手く挿入されていたと思う。

guest
紺野まひる、萩窪加奈恵、平野靖幸、桜井聖、葛城奈海
上村愛香、丸山歩夢、松村百花

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)