雛が病気で倒れたことを聞き、急いで病院に駆けつける朝日奈。
次の発作が起これば助からないだろうと言うことだった。
神様・田中からも余命は僅か一ヶ月だと聞かされ、運命は決ま
っていると告げられる。

既に覚悟は出来ているという半ば諦めかけている雛に希望の火
を灯し、自ら戦う意思を明確にさせる話しだった。

今回海水に入っていくシーンだったり、野球を行う場面だったり
何故こうも心臓に負担をかけるような展開が続くのだろうか
というシーンの連続でもあったが、どの場面に於いてもセリフの
一つ一つに遊びが無く、真理をぶつけあっている所が実にステキ
に写る。

有る意味ではこのドラマの中には雛の肉親は居ない。
颯乙にしても朝日奈にしても全くの他人だ。
これまでの父親の行動によって人間不信気味の彼女に対して、
嘘偽りのない愛情を示す事によって上手く生きたいと思わせる
気持ちを喚起したし、何より人間の温かさを感じたのでは無か
ろうか。

恋愛話にしても都合良くできていることは否定できないが、
病気の雛に希望を持たせ、優しく接する先輩/人間の温かさを感じる
エピソードだったと思う。

guest
小須田康人、染谷将太、角池恵理菜、渡辺彼野人、愛甲りな

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)