第10話 夢は、終わりじゃない!

プロ野球二次テストの当日、元気に挨拶を交わしていた雛が
発作を起こして突然倒れる。病院に付き添う朝日奈は、プロ
テストを諦める覚悟を決めるが、病床の雛からテストを受ける
様後押しされプロテストに向かうことになる。
遅刻した朝日奈に与えられるチャンスは僅か一球。
颯乙と約束した指輪を身に付け、彼女や健造が見守る中、
運命の一球が投げられる。

完全に正体がバレた後の約束を無視したな。
それとも命の引き替えというのは、この消えるのを前提とした
取引なのか。

それはそうとドラマの流れとしては想定の範囲内で動いた感じ
で、命の交換により朝日奈という人格が消え、雛が生き残るという
展開を用意した。分かっていながらも感動できるシーンを
演出したと思う。

朝日奈という人生を背負った事により、小木駿介の中にどんな
変化が訪れたのか。一度目の人生では何が失敗し、二度目の
人生はどのような点を修正出来たのか。

田中が小木の成長に感嘆して今回特別措置に踏み切った訳
だけど、小木の何に感嘆したのかがこのドラマの弱いところ
だと思う。

自己犠牲の元で雛を生き返らせることに感動したのか?
それともこれまでとは違う人生の価値観を悟ったことに感動
したのか。

出来れば生前の小木駿介が傍若無人な振る舞いによって
人生を狂わせているという人間性をもっと映像の中で見せる
べきで、その心境の変化を見て納得させる映像が欲しかった
ところだ。

有る意味では田中こそが傍若無人かも。
彼の一存で人の命を左右できる立場。独断と偏見により生き返ら
せたり、生き返らせられないといったり。
そもそも間違えて殺したのは彼の責任ではあるまいか。
生き返らせる事が出来るのならば、最初から時間を戻しとけと
いう禁断の突っ込みが待ち受けているぞ。

と、ブロガーの習性故に突っ込みを入れましたがとても面白い
ドラマでした。

やっぱり志田未来は良いな〜
今回泣きじゃくる加藤あいも可愛かった。

guest
小須田康人、本田よしみ、夏秋佳代子、蔵岡生郎、野村奈津子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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