前回は披露宴。今回は葬儀ネタ。

口だけで何の役にも立たない夫・谷原章介が相変わらず
要らない仕事を運んでくる。そこには幼少の頃、次男坊の彼は
甘やかされて育ったためなのか、役立たずなところは周知の事実
として認知されており、そんな彼の中にも両親、家族からの
お褒めの言葉を貰いたい願望が有った。

前回と同じく仲間由紀恵は、実家に仕事を持ち込み両立させよう
とするが、次々と舞い込む葬儀の準備と奇抜なしきたりの為に、
本来の仕事をなかなかさせて貰えず、更には食事を取らせて貰え
ない二重苦に喘ぐ姿を面白可笑しく演出した。

特に役立たずの谷原章介に怒りの矛先を向ける仲間由紀恵の
可愛らしさが実に良い。

長男の嫁・眞野裕子との兼ね合いであったり、しきたりを重ん
じる者達の視線を感じながらも、彼女なりに頑張る姿がなんとも
イジらしく、それに反して全く評価されない彼女が可哀想。
そんな彼女の事をかばう旦那の姿がなんとも言えない。

旦那の良さは何処にあるのか、ドラマ中でも悩んでいたが、
その一つは思ったことを恥ずかしげもなく素直に口に
する事が出来る性格故のものだろう。
"ありがとう"なんて感謝の気持ちを面と向かって妻に投げかける
旦那さんの微笑みが有ってこその苦労なんだろうね。

母親・松坂慶子の勘違いも面白く、今後とも関わり合いを感じ
させる彼女の存在が、ドラマを上手く支えている。

guest
大澄賢也

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)