両親の離婚によって父親に引き取られた兄・加納和樹と
母親に引き取られた妹・福永美緒。
福永美緒は生まれながらにして心臓に爆弾を抱え、療養のために
母親と共にロサンゼルスで暮らしている。
手術で完治することも可能であるが、その確率とリスクは50%。
そんな手術を受ける事を決意するが、その前に彼女は仲の良かった
兄の元へ行きたいと言い出す。

月9で心臓に爆弾を抱えている設定は、2004年秋クールのドラマ
の「ラストクリスマス」にも有ったけど、あのドラマでは
恋人同士であり、今回は兄妹の絆がテーマな感じ。

病気の事実を初めから公表するのも結構珍しいかなと思う。

主人公の我が儘な性格も可愛ければ許される。世の中不条理です。
しかし彼女が背負う病気もまた不条理なもので、不条理同士で
見事相殺している。

ファースト・キスの相手が幼き頃の近親者であるという設定も
無いこともないのだろうがやや微妙な位置にあり、そんな
ファースト・キスに未だ固執している点では、人生に臆する余り
新たな経験というものが無い為のモノだろうね。

病気を理由に出来なかったこと、そして病気を理由にして甘えて
いる部分などを指摘しながら、極一般の人々が経験している事を
体験していくことになるのかな。

取りあえず阿部＆ひとり＆伊藤英明の掛け合いは楽しそうで
月9らしさは有るね。

今後どれ程面白くなるのかはよく分からないけど、取りあえず
はっちゃける井上真央を見るだけでも楽しそうだ。

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)