第7話 今夜、妹が天使に

美緒は秋生と食事の約束をする。
照れる彼女は普段着のままで出掛けようとするが、和樹は
初のデートであるとして着飾っていくよう語る。
しかしいざデートの時間になっても秋生は現れなかった。

細かく周囲から物語を固めていく話しだった。
例えば美緒の病状について二階堂勝だけでなく結城秋生に
伝わったり、二人の関係を否定する高木蓮子先生が過去に
ついて口を開いたり。
自分が薦めた恋ではないと否定しつつも、陰で上手く行くよう
動き回る兄・和樹の姿は言葉に矛盾しながらも実に妹思いの
必死さが伝わってきて好感が持てる。当人にしてみれば
確かにウザイ存在で、謂われのない行動を取っているのかもし
れない。

ドラマとして面白かったのは、自分の為に夢を諦めようとして
いる兄・和樹に対して文句を言いに行ったはずが、逆に美緒
自身の欠点を指摘され、背中を押される点か。

最後の方は随分メロ〜な感じが出ていた。
美緒が好きな人に憎まれ口を叩いてしまうのは、何処か小学生
の頃の好きな相手にちょっかいを出す感覚に似ている。
好きになったら別れるのが辛いと好きな人の前で自分の気持ちを
正直に告白するところや、キスされる場面で照れて顔を背けて
しまう辺り、初々しさが出ていて彼女の可愛らしい一面が
演出上上手く引き出されていたと思う。

齊藤夢愛さんのblog
http://ameblo.jp/saito-yua/

guest
管原永二、矢柴俊博、土屋史子、椎場辰朗、齊藤夢愛

inserted by FC2 system