第10話 兄と妹の最終章!

暑い中走り回った兄・和樹は空港で倒れる。
倒れた兄を置いてはいけないと、美緒はアメリカ行きを
キャンセルし急遽残ることになる。

一度手にしたモノを手放すことの恐怖。
幸せを掴んだ美緒は今の幸せを継続させるべく、手術すべき
かどうかで苦悩する話し。

再び美緒が幸せの絶頂に陥る。
しかしその裏では確実に手術の日は近づいている。

ドラマとして面白かったのは、常に能動的だった美緒の性格が
今回突然受動的に変わった事。
欲しいモノを追い掛けている内は無我夢中になれるが、いざ
それを手にすると人間は意外と臆病になるのかも知れない。

今まで経験したことのない未知の領域に突入した彼女は
感じたことのない幸せと不安感に戸惑っているのだろう。

"幸せは長くは続かない。"

おみくじなどでも"大吉は凶に還る"という言葉があるように、
大吉は必ずしも最高の状態であるとは言えないのだ。

無理だと思うことに対して向き合ってこなかった和樹だが、美緒
の諦めず食らい付いていく精神に尊敬の念を抱いている。しかし
肝心の美緒はギブアップ寸前という何とも皮肉な間柄である。

これだから人間は支え合っていかねばならない感じだね。

和樹の中で蓮子に対する気持ちの芽生え、そしてその逆もしかり
と言った展開も感じられる中、最終回はどうなるのでしょうか。

夏秋佳代子さんのblog
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柴俊夫、加瀬尊朗、青木一、夏秋佳代子、原口恵子

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