第1話

江戸情緒が残る東京・神楽坂の老舗料亭の板場で働く人々の
物語。

ドラマは、日常の悲哀、失われつつある徒弟制度、一平(二宮
和也)の父親探しがメインとして描きつつ、二宮和也の黒木
メイサに対する仄かな恋心などを上手く描いていくのかな。

この界隈でも現在老舗の店舗が次々と廃業に追い込まれ、
コンビニが進出しているそうで、古き良き時代の風情であったり
情感であったりを描きながら、それを喚起するような作りになる
のだろうか。

ご当地ドラマっぽく、神楽坂の特徴を示す、裏路地の細道で
有ったり高低差の有る坂道、趣有る料亭街を横山裕登場までの
場面で描くなど、計算された作りでよく出来ている。

初回は主人公らの働く料亭の中で、この店舗を現在の形で存在
させたい人たちと、形を変えてでも今風の料亭へと改装したい
人たちの勢力図が描かれた。

どちらの意向も分からないでもないが、実際にここで働いている
二宮和也はどんな意図の元で行動していくのか。

木曜日のドラマは正直あまりピンと来るドラマがないので、
このドラマには是非頑張って欲しい所である。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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