第6話

包丁を捨てようとする梅宮辰夫が居れば、新しく仲居として働き
始める福田沙紀の存在有り。

忘れかけていた"坂下"存続の問題も俄に動き始め、その中心にいる
二宮和也が女将と若女将の間で振り子のように揺れ動く様が面白い
よう演出されている。

新しい"坂下"に向けて早くも生き残る者と去る者の選別が行われ
ようとしている。
今回失態を犯した仲居の森上千秋は、リストラの対象だ。
母子家庭なのにとても非情な感じではあるが、今後そんな非情さ
は色んな所で見られていくのかも知れない。

知らぬうちに色んな陰謀に巻き込まれている二宮和也は、
若女将からの信望が厚いようで、アパートに加えて福田沙紀と
結びつけられて次世代"坂下"を任されそうな勢いだ。
赤パンツをプレゼントする女将との物量作戦での勝負は決まった
ようなものかな。

神楽坂の和洋折衷でもある和食とフランス料理のアンサンブルも
面白い演出。
和の象徴でもある梅宮辰夫に洋をあてがう大胆な演出は見事だった。

そういえばエンディングの歌が変わりましたね。
わずか5話だけで歌を変えてしまうのも珍しいなぁ。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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