第3話 いつか勝負をかけるぞマン

自信過剰で生意気な新人・田中。
元々ファッション誌希望だった為に今の仕事に大不満。
週刊JIDAIの事を散々こき下ろし、自分は読者の求めるモノでは
なく、自分たちが引っ張っていくような仕事をしたいと言い張る。
そんな新人に松方弘子は困り果てていた。

都合良く自分のしたい仕事だけを選んでしている感じの田中。
興味のない事には一切動きたくないと言った性分で、まるで自分
が新人であることを忘れたかのような態度。

ドラマとして形は違うが、この手のパターンはよく取り上げら
れる内容だ。
面倒くさい下積みである修行をせず、すぐに実戦形式の現場で
動きたいとする格闘モノやスポーツドラマなんかを目にしたこと
が有るだろう。
新人の扱いは実に難しいと考えさせられる内容で、特に近年では
集中力が続かず飽きっぽい性格の人間が増えているので、どの
世界でも新人の操縦に手を焼いている先輩の姿があるのでは無か
ろうか。

田中は都合良くスクープだけを追おうとしたばかりに、彼は恥を
かいた。嘘を嘘と見抜くのもジャーナリストとしてのスキルの
一つであり、彼にはまだそれが何だか分かっていない。

今回のドラマを見ていると、早く田中を辞めさせればいいのに
とか、そんなつまらない仕事ならば辞めれば良いと短絡的に
結論に持って行きがちだが、ドラマでは松方弘子が最後の締め
くくりの中で、今回の内容の核心をつく良いセリフを語っていた。

自分が仕事が出来るようになると、出来ない者たちを素早く切り
捨てようとする。でも諦めては駄目だ。まだ芽は出ていないが
彼も働きマンなのかもしれない。

会社に忠誠を誓う者達ばかりを雇っていれば楽なわけだが、
そういう訳にもいかず、後輩たちを育てるのも先輩の役目だと
感じる話しだと思う。

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