第4話 憧れと涙…振り向きマン!!

弘子の事を姉御の様に慕い先輩として尊敬している渚マユ。
熱心に働きかけていた甲斐もあり、彼女が提案していた
企画が通る。それは恋愛のカリスマと呼ばれる女流作家・夏目
美芳の作品をJIDAIで掲載する事だった。丁度JIDAIでも
読者層を広げようとしていた戦略と合致した形で有るが、
夏目美芳の担当は彼女に熱を上げている渚マユではなく、
弘子に決まってしまう。

何事にも一途になる女性は堤防が壊れると恐いことになると
冒頭で語っていたとおりの展開が用意されていた。

先輩として後輩の指導に当たるとしても、それにも限界がある
ように、思いこみの激しい女性の扱いづらい事。

ドラマとして良かったのは先輩達の努力と苦悩と必死さを持って
後輩を立ち直らせたことにあるが、田中邦男にしても今回の
渚マユの件にしても、最近の先輩は如何に後輩が仕事に意欲を
燃やすかを考えてあげねばならない様だ。

作者の作風を愛している渚マユだからこそ、夏目美芳の次なる
一手のヒントを与えられたよう描かれているが、アイディアと
しては大したものでなく、誰にでも思いつきそうなものなので、
凄い仕事をやってのけたというよりも当たり前という感覚しか
残らなかった。

それよりもドラマは松方弘子と山城新二の関係が危なそうな所
が気になるね。真剣に恋愛したいと考えるソバからいきなり
後輩に振り回されその機会を失う。良い関係に見える二人だが
微妙なすれ違いがそんな悩みを直撃していきそうだ。

guest
小西美帆、戸沢佑介、牟田浩二、田中允貴

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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