ただ原稿を取ってくるだけが編集の仕事ではない。
編集長にそう言われた釈由美子は、作家に初めてのクレームを
付ける。

クレームを付けた責任を取れという、全く論外なクレーム返し
を受けるような展開であり、仕事のためとはいえ人の心を弄ぶ
様な展開は、ちょっと後味は悪い話しだった。

しかし釈由美子を中心として、この兄弟の中にようやく感情が
入り始めて一家の心理・精神状況が乱れていきそうな感じは
ドラマを面白くさせると思う。

演技のハズだった三男の要潤が、あまりに素直に反応する彼女
に心惹かれた様子であり、怒った彼女を見送る長男・堺雅人
とも関係が発展しそうな感じ。

とりあえず二人が一人を取り合う構図は出来上がったが、
本郷奏多をこの世界に呼び込んだ堺雅人が弟の進路に関して
悩んでおり、この辺が足枷となって恋愛成就しない事も予想
される。

相変わらず冷めた目で世の中を見ている四男の行動にどことなく
寂しい過去が有りそうな感じで、それが今後どう表現されて
いくのか楽しみだ。

guest
井田國彦、吉田尚美、吉田紗也加

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)