第5話 家出超ピンチ!

三男・サトシ(要潤)が突然居なくなる。
家の事、仕事の事など雑務を全て彼に任せていた一家は、
舵取りを失いパニック状態になる。

花園ゆり子として実質的にマンガの仕事に携わっているのは
三人。要潤だけが実務には関わって折らず、その事を指摘され
た彼は、家族と距離を置くことになる。

ドラマとしてはよく有る展開では有る。
スポ根ドラマならば、ベンチで支えるマネージャーもプレイヤー
の一人として一緒に戦っているという描き方だろう。

プチ家出みたいな形ではあるが、居ない間に彼の一家としての
存在感を示した話しであり、必要とされる存在である事の証明を
上手く導き出した。

ドラマとして上手いのは過去の回想シーンやエピソードを使って
花園ゆり子の正体を隠す理由も同時に示している事だろう。
少女マンガ家を描いている作家は女性でなければならない事。
誰よりも好きな少女マンガだからこそ、イメージするものも
大切に扱う彼の、誰よりも花園ゆり子の事を考えている事実を
上手く描いた形だ。

これまで誰にも話していなかった、真矢みきと寺島進の関係
なんかも暴露してしまったし、こうなると正体が分かった時の
リアクションがどうなるのか楽しみですね。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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