第8話 兄弟が壊れる時

ついに花園ゆり子の正体が雑誌で取り上げられ、火がついた
ようにマスコミにも取り上げられた。事態を収拾するためにも
一度だけマスコミの前へと出る事を了承するのだが。

ドラマとしての興味は作者が男性だったことに対して読者たち
の反応にあるのだが、思ったほど否定的ではなく、ドラマでは
すんなりと受け入れられた。

しかし落とし穴は、漫画家としての本文を忘れるかのように、
漫画家以外の仕事が出来たことで、これまでのような家族の
形、漫画家としての形態が維持できなくなった事だ。

長男の堺雅人は言う。
貴方(釈由美子)が来てから何もかも滅茶苦茶になったと。

変化を嫌うのならば細々と仕事をするしかなく、有名になった
時点でそのくらいのリスクは覚悟しておかねばならない事で
有り、一編集者にその責任の全てを押しつけるのは無理が有るか
な。

ただ恐らく有名になる事で四男の出生の秘密にまでマスコミの
手が入り、四男が孤立する事への恐れが有るんだろうね。

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