第9話 今、全てを話す

契約違反を犯したとして堺雅人の圧力によって釈由美子は担当を
降ろされる。しかし釈由美子を降ろす理由は他に有った。

ようやく感情を露わにした四男・本郷奏多の姿に、何処か人間
らしさを見て、安心してしまうような話しだった。

感情を表に出すことが出来ない彼の苦悩とその生い立ちがドラマ
として表現され、それと同時に父親に四男の事を託されて
自分の幸せを犠牲にして育ててきた長男の苦労が絶妙な形で
すれ違いを生み、兄弟間の歯車を狂わせたと思う。

第三者である釈由美子の存在がアクセントになって上手い形で
挿入されている。
兄弟間では見せることのできない感情や表情を彼女にぶつける
事でみんなに伝わるという一番最後のシーンはなかなか良かった。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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