第7話 突然のベッドイン

ついに佐野が飛んだ。
佐野を飛ばせることが芦屋瑞稀の目標であり、ここにいる理由
を失ったと感じる彼女はアメリカに戻る事を決意する。

佐野が何処まで瑞稀の事を好きなのかは分からないが、
瑞稀が佐野の事を意識する関係であることは間違いなく、
そんな彼女が男子校に居ることの危うさと同時に当惑する様子
を描いた。

ここからは理性の勝負なのか。
佐野のユニフォームを畳みながら彼を思う彼女の心情や、
胸の中で抱かれながら眠る様子は、そんな理性がはち切れん
ばかりの展開だった。

今回は瑞稀の事を思う中津秀一を上手く利用した話しだったと
思う。
コメディドラマ色が強く相変わらず幼稚なイベントを
被せる展開だったが、一つ一つ細かい点を拾っていくと意外に
笑えるシーンも多かった。

その中でも今回一番面白かったのは、キス魔になった佐野が
神楽坂にキスしたシーンかもしれない。
憎まれ口を叩いていた神楽坂の意外な一面を見る事が出来た
感じでとても面白かった。

今後は瑞稀が周りの人間を騙していることに耐えられるのか
が問題なのかも知れない。特に中津を悩ませている事は
本当に気の毒だと思う。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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